UNOのレストア(修復)とは

作業工程UNOでは、アンティーク家具をご使用の際に不安要素にあげられる耐久性や木部の経年変化(反り等)による不具合などを可能な限り解消するために、家具接合部分等で緩みがみられる場合は解体し、もう一度組み直し、更に様々な部位を調整することで日頃から実用家具としてお使い頂けるようにレストア(修復)を行っております。すでに欠損がみられる木部のパーツ等は作成し、色味だけでなく質感もできる限りオリジナル本体と馴染むように仕上げていきます。(ガラス製の棚板やステンドグラス等も割れ欠けが見られる場合は修復、または作成致します)

作業工程椅子のレストアの際には、生地内部の椅子張り下地のテープやクッション材も全て新しく入れ替え衛生面や座り心地においても気持ちよくお使いいただけるよう作業致しております。
また塗装においてはフレンチポリッシュと呼ばれるアンティーク塗装技法を基として施しております。日本ではタンポとも呼ばれる塗装技術で、アルコールにより濃度を調節した天然素材のシェラックニス(ポリッシュ)をコットンに染み込ませ、それをキメの細かな布で包み、適度に絞り出しては塗布する技法です。1度に出来る塗装膜(層)の厚みは0.0何mmしかなく、塗布しては乾燥させ、サンディングして塗装面を整えては塗布という工程を繰り返します。多い時には200~300層をつくることもあり、一度に厚く塗っただけでは再現出来ない奥行きと味わいを感じさせる仕上がりになります。現代のウレタン塗装等に比べて熱や水分に弱いところもあるこの塗装方法ですが、手間と時間を惜しまないことでもたらされる独特の風合いは他にはない趣を感じさせます。また、木部の呼吸を妨げないとさえ言われているこの塗装は、現在ではアンティーク家具の他に高級木製楽器、ヴァイオリンやギターにも用いられているようです。

すでに歴史あるアンティーク家具達ですが、これからも実用家具として永くご愛用賜り、そして次の世代、またその次の世代の方々へと受け継いで頂くことで、さらに歴史が紡がれることを願う私共UNOではこれらのレストア内容は、どれも省くことのできない工程として日々作業しております。

※シェラックニスの起源は古く、一説には3000年も前から使用されていたとされています。なかでも当方では英国王室御用達であり、英国アンティーク家具修復協会(BAFRA)推奨品でもあるMYLANDS社のポリッシュを使用しています。

作業工程

修復例

仕上がりsample

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